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1125型大型対潜艦(1125がたおおがたたいせんかん;)は、ソビエト連邦(以下、ソ連)で設計された大型対潜艦()である。設計当初は、対潜・対空防衛艦隊水雷艇()に分類された。 == 来歴 == 1962年末、ソビエト連邦海軍(ソ連海軍)に 61型対潜・対空防衛警備艦「コムソモーレツ・ウクライーヌィ」が就役した。この艦は、1956年から第53中央設計局(TsKB-53)で開発が進められた、ソ連で初めての本格的な量産型対潜・対空防衛警備艦であった。この艦は、世界で初めて主機にガスタービン機関のみを搭載する大型艦であった。この設計の建造は1959年から開始される計画であったが、肝心の対潜兵装が 1基の魚雷装置と 4基の 対潜迫撃砲装置だけであり、近代的な原子力潜水艦と十分に効果的な戦闘を遂行する能力がないことは、配備開始の段階ですでに明らかになっていた。そのため、 61型の開発を行った B・I・クペーンスキイのグループは、1958年により強力な武装を持つ大型の対潜艦艇の戦術技術要求を提示した。これが、 1125型である。 この設計はのちに 61型ともども大型対潜艦に分類されることになるが、設計当初はソ連海軍には大型対潜艦という分類が存在しなかったため、1959年から1965年度建艦計画では、対潜・対空防衛艦隊水雷艇()と表示されている。艦隊水雷艇は警備艦より上位艦種であるので、同じ計画表において対潜・対空防衛警備艦()に分類された 61型より上位の艦種であることがわかる。一方、上位艦種には巡洋艦クラスの 1134型対潜・対空防衛艦があり、のちの大型対潜艦はこれら 3艦種が統合されて誕生した。 1125型は、大型の 1134型対潜・対空防衛艦と比較的小型の 61型対潜・対空防衛警備艦の中間に位置する中型艦であった。 1966年5月19日の分類法改正で大型対潜艦が新設され、同時に警備艦と艦隊水雷艇の内訳が変更されると、それらは今日の基準で呼ばれるところの分類に改められた。 1125型と 61型は、1959年から1965年度建艦計画では 20隻ずつが建造される予定であった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「1125型大型対潜艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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